プロボクシングのWBC(世界ボクシング評議会)の社会貢献イベント「WBC CARES」が11日、埼玉・草加市で開催され、元3階級制覇王者の亀田興毅氏が、車いすボクシングに挑戦した。

元WBC女子世界ライトフライ級王者の富樫直美氏とともに、グローブを着用して車いすを操りながら、リングの中でパンチを繰り出した。

車いすボクシングは将来的にパラリンピックの正式競技を目指しており、一般社団法人日本車いすボクシング連盟も設立されている。

「手で車いすを動かしながらパンチを出すのは難しい。なかなかパンチが当たらないし、腹筋をすごく使う」と富樫氏は競技の奥深さに驚いた様子。亀田氏は「車いすを操縦するテクニック次第でアウトボクサーにもなれるのが面白い。この競技が普及していけば、戦い方や車いすの構造とかもいろいろ広がっていくと思う。やっていて楽しい」と、競技の魅力と将来性に太鼓判を押した。