プロボクシグWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)にビッグイベントの王座統一戦オファーが届いたことが13日、分かった。10日(日本時間11日)にメキシコ・グアダラハラで同級正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との団体内王座統一戦に臨み、8回24秒、TKO勝利した後、契約を結ぶ英プロモート大手マッチルーム社から破格のオファーが届いたことが明らかになった。

関係者によると、9月17日、米ラスベガスで開催される4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)とWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)による3度目対決のビッグイベントでWBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)との2団体王座統一戦のオファーだという。

13日にメキシコから帰国した京口は「メキシコで良い結果、ベストな試合ができた。(WBAからの)指名試合が終わり、次は選択できるので、ファイトマネーや条件をみて決めたい。次は統一戦になる可能性が高いと思う。年内には必ず1試合やると思う」と意欲をみせた。

京口陣営によると、既に昨春からゴンサレス陣営との接触し、対戦交渉を続けてきた。また京口との統一戦を希望するWBC世界同級王者寺地拳四朗(30=BMB)陣営から届いた条件と比較しても、ゴンサレス戦のファイトマネーは3倍多いという好条件とされる。今回のメキシコでのアウェー戦でKO勝ちし、マッチルーム社から高い評価を得たこともあり、京口は「これまでの日本ボクシング界にない風というか、存在感は見せられた。良い流れをつくりたい」と手応えを口にした。