18年ボクシング全日本女子選手権ウエルター級覇者菊池真琴(35=山木)が、プロ3戦目でタイトル獲得に成功した。

日本女子バンタム級3位の菊池は同級2位佐山万里菜(34=ワタナベ)と東洋太平洋女子同級王座決定戦で拳を交え、3-0の判定勝利。

菊池は「(王座を)取りました。アマチュアあがりですが、テクニックとか華麗さはない。挑戦者の気持ちを持って挑戦していきたい。泥くさい根性の塊で、自分は世界王者になります」と目標を掲げた。

サウスポースタイルから左ストレートなど的確にパンチをヒットさせ、佐山との打ち合いに競り勝った。「コンパクトにパンチを出せた。しんどかった7、8回は根性です」と振り返った。

菊池はプロデビュー戦で負けた現WBOアジア・パシフィック同級王者赤林檎(真正)との将来的な再戦を希望。プロ5戦目以内の世界王座奪取という目標とともに「もっと大きな土俵でのリマッチ、お互いに成長して戦いたいと思います」と赤林檎へのリベンジも掲げた。

東京五輪出場を逃した20年にプロ転向した菊池は21年8月のプロデビュー戦で赤林檎に敗れた。昨年5月にプロ2戦目で初勝利し、今回のプロ3戦目でタイトル挑戦だった。