全日本プロレスでジョニー・エースのリングネームで活躍したWWE幹部のジョン・ロウリネイティス氏(60)が解雇されたと8日(日本時間9日)、複数の米専門メディアが一斉に報じた。

報道によると1週間前に契約終了となったという。WCWを経て01年からWWEに入社し、04~12年に選手を統括するタレント部門の責任者を務めた同氏は副社長など幹部としてWWEを支え、21年には再びタレント部門の責任者に就いていた。

しかし今年6月、米ウォール・ストリート・ジャーナルでビンス・マクマホン会長兼CEO(当時)がパラリーガルの元女性社員との不倫関係を終わらせるため、口止め料として300万ドル(約3億9000万円)を支払ったと報じられた際、ロウリネイティス氏も当該女性社員と交際していたと伝えられていた。

この問題を受け、2人はWWE取締役会の特別委員会による不正行為の調査を受けていた。マクマホン氏は会長兼CEO職を辞任し、7月にはWWEからの引退を発表。ロウリネイティス氏も休職したと報じられていた。