今年7月に新日本復帰を果たしたKUSHIDA(39)が、現IWGPジュニアヘビー級王者の石森太二(39)にまた辛酸をなめた。

同級王座への挑戦を表明しているKUSHIDAはこの日、本間朋晃、真壁刀義と組み、ヒクレオ、KENTAと組んだ石森と6人タッグマッチで対戦。開始早々、「査定しろ」と石森を挑発し、ゴングが鳴った後もリング外で組み合うなど終始、にらみ合いを続けた。だが、最後は9分15秒、味方の本間がヒクレオにパワースラムからの豪快なチョークスラムで3カウントを奪われ、勝利を挙げることはできなかった。

それでも、お構いなしに場外戦を繰り広げると、バックステージでは「いいか石森、俺はこのシリーズあんただけに集中する」と闘志を燃やした。

KUSHIDAは復帰後、石森に挑戦表明も、「すぐに取れると思って俺の前に現れたんだろ?IWGPジュニアのベルトは遠いぞ」と返されるなど、現在は王者の「査定」を受けている状態にある。直接ギブアップ負けを喫するなど劣勢が続いているが、この日も「立ち向かっていくことを何があっても諦めるもんか」と逆襲を誓っていた。