25日開催の格闘技イベントRIZIN38大会(さいたまスーパーアリーナ)で、米総合格闘技ベラトールに参戦中の現RIZINバンタム級王者・堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)と対戦する金太郎(29=パンクラス大阪稲垣組)が、下馬評を覆す戦いを誓った。

19日、大阪府内のジムで、同大会に出場する萩原京平(26=SMOKER GYM)とのマススパーリングを公開。4月に出場予定だったトリガー3大会をぎっくり腰で回避した影響について問われると、「かなり治療もやってきたので今回は絶対に大丈夫」と言い切った。

21年大みそか大会以来9カ月ぶりの試合が、堀口の1年9カ月ぶりの国内戦となった。自身初のメインイベントだが、前評判は王者の勝利を予想する声が多い。それでも「相手がどうこうとは考えていない。いつも通りの試合をしたい」とマイペース一貫。「相手はなんでもできるけど、僕もなんでもできる。そこで対応する」と、静かに闘志を燃やした。

18歳の時から地下格闘技「THE OUTSIDER」で活躍。20年2月にRIZINに参戦すると、ここまで2勝3敗の成績を残している。荒々しいファイトスタイルで人気を集め、同じ総合格闘家からも指示が高い。元サッカー日本代表FWカズの次男、三浦孝太(20=BRAVE)からも慕われており、私生活から親交があるという。「(慕ってくれて)素直にうれしい。年下だけど頼りがいがある」と話した。

三浦は、38大会と同日に開催される「超RIZIN」に出場する。金太郎が、プロ格闘家の反骨精神を背中で語る。

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