プロレスラーで元参議院議員の大仁田厚(64)が、北海道では約5年ぶりとなる電流爆破マッチを行う。

10月1日に旭川、同2日に札幌近郊の当別で「FMWE電流爆破~なくそうイジメ! 地方応援プロレス~」を開催。地雷、電流爆破邪道ロケットなど道内初お目見えのアイテムも登場予定だ。大仁田は電流爆破のほか、2日とも新根室プロレスのアンドレザ・ジャイアントパンダと対戦する。

昨年7月に大仁田が立ち上げた電流爆破マッチに特化した新団体FMWEが、北海道に初上陸する。旭川大会は、テーブル爆破に爆破バット3本、そして道内初登場の地雷爆破の衝撃が待つ。当別大会は、邪道ロケットでリング上の火薬が次々と誘爆。最後はコーナーが粉々に吹っ飛ぶ。2日間とも、大迫力のデスマッチが繰り広げられる。

大仁田 電流爆破は体にボンッ! と衝撃が走ってしびれる感じはあるけど、痛みってのは感じないな。死ぬわけじゃないし、大やけどをするくらい。(電流爆破を)やる時は事前に必ず消防署にあいさつもしている。今までファンがケガをしたことは1度もない。ぜひ会場で、爆風や火薬の熱をライブで感じてほしい。

大仁田には北海道への思い入れがある。ジャイアント馬場さん(享年61)の付き人を務めていた16歳のころに初来道。馬場さんが「おでんが食べたい」と言うので、雪道を歩いて買いに行った。しかし帰り道で深い雪に足をとられて転倒。それでも「おでんをひっくり返したら、馬場さんに怒られる」と思い、食器だけは水平を保ち、無事届けることができたという。当時、馬場さんの追っかけをしていたという歌手で親友の、みのや雅彦(61)との出会いも、この北の大地だ。

大仁田 北海道では5年ぶりになるけど、いつも熱いファンがいる印象がある。久しぶりで(電流爆破に)どんなリアクションをしてくれるのか、本当に楽しみだ。電流爆破ではないけれど、2日間とも第1試合は新根室プロレスのアンドレザ・ジャイアントパンダと対戦する。どれだけでかくて強いのか、それも早く知りたいね。

現在も右膝の靱帯(じんたい)を痛め、本調子には程遠い。しかし自分の体に傷が増えるのを承知で、しかも「万全に戻して試合には出る」と大仁田が言い続けるのには、理由がある。

大仁田 馬場さんが痛み止めの注射を何本も打ってリングに上がる姿を何度も見てきたし、「1度決まった試合は絶対に穴をあけるな」って言われたからね。それと年々陰湿になっているイジメを、俺は見過ごせない。相手が政治家であろうと、教育委員会であろうと、立ち向かうべきところに、誰かが立ち向かわなければならない。いじめを撲滅するために戦おう! という勇気を、電流爆破を見て1人でも多くの人が持ってほしいんだ。

【旭川大会】

◆第1試合・20分1本勝負「FMWE北海道初上陸記念・特別試合」大仁田厚-アンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室プロレス)

◆第2試合・30分1本勝負「シングルマッチ」がばいじいちゃん-パンディータ

◆第3試合・30分1本勝負「シングルマッチ」寧々∞D.a.i(暗黒プロレス組織666)-ミス・モンゴル(北海道プロレス)

◆第4試合・30分1本勝負「タッグマッチ」HASEGAWA、吉田考志組-谷口裕一、モンスターレザー組

◆第5試合・メインイベント「有刺鉄線バリケード地雷爆破+電流爆破テーブル+電流爆破バット×3本」大仁田厚、雷神矢口、佐野直組-怨霊、桜井匠、ミスター・ポーゴ組

【当別大会】

◆第1試合・20分1本勝負「FMWE北海道初上陸記念・特別試合」大仁田厚-アンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室プロレス)

◆第2試合・20分1本勝負「シングルマッチ」ミス・モンゴル(北海道プロレス)-パンディータ

◆第3試合・30分1本勝負「シングルマッチ」寧々∞D.a.i(暗黒プロレス組織666)-がばいじいちゃん

◆第4試合・30分1本勝負「タッグマッチ」HASEGAWA、桜井匠組-谷口裕一、佐野直組

◆第5試合・メインイベント「電流爆破テーブル+電流爆破バット×3本+電流爆破邪道ロケット」大仁田厚、雷神矢口、吉田考志組-怨霊、モンスターレザー、ミスター・ポーゴ組

※チケットは大仁田屋のメールアドレス(info@onitafire.com)に<1>名前<2>電話番号<3>観戦希望の大会名<4>席種<5>枚数を記入して送信。問い合わせも同メールアドレスへ。