総合格闘技RIZINは26日、東京・六本木ヒルズアリーナで会見を開き、今年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催する40大会で、米総合格闘技団体のベラトールとの5対5の「全面対抗戦」を行うことを正式に発表した。
元ベラトールバンタム級王者で現RIZIN同級王者の堀口恭司はベラトール代表として参戦する。RIZINからはライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)、フェザー級王者クレベル・コイケ(ブラジル)らが、ベラトールからは前フェザー級王者でライト級転向2戦目となるAJ・マッキー(米国)、現フェザー級王者パトリシオ・ピットブル(ブラジル)、元バンタム級王者フアン・アーチュレッタ(米国)らの参戦が決まった。
この日発表された全対戦カードは以下の通り。
◆扇久保博正-堀口恭司(フライ級)
◆キム・スーチョル-フアン・アーチュレッタ(バンタム級)
◆クレベル・コイケ-パトリシオ・ピットブル(フェザー級)
◆ホベルト・サトシ・ソウザ-AJ・マッキー(ライト級)
残る1試合は近日中に発表となる。
15年のRIZIN旗揚げ時から友好関係にあった両団体。19年12月にも対抗戦を実施している。トップファイター同士の対戦は今大会が初で、RIZIN榊原信行CEOは「両団体のトップアスリートが全力でつぶしあう。前向きな形で日本格闘技の未来を高らかに発表できることをうれしく思います」と胸を張った。
◆ベラトール 08年に米国で創立された世界最大級の総合格闘技団体。米国ではUFCに次ぐ規模、人気を誇る。「BELLATOR」はラテン語で「戦士」を意味する。男子はヘビー級からバンタム級までの7階級、女子はフェザー級からストロー級までの3階級制。試合は円形のケージ(金網)で行われる。19年12月にはRIZINと共同でベラトールジャパン大会をさいたまスーパーアリーナで開催した。日本国内の配信パートナーは昨年12月からU-NEXT。