“プロレス王”こと鈴木みのる(54)率いるプロレス界の人気ヒールユニット「鈴木軍」が、11年の歴史に幕を下ろした。8人のメンバーが「鈴木軍ファイナル」と銘打たれたメインイベントの8人タッグマッチで激突し、最後は熱い抱擁でそれぞれの前途を祝した。メンバーのバックステージでの主なコメントは以下の通り。

 

◆鈴木みのる(11年5月に鈴木軍を結成)「これからそれぞれがそれぞれの道を行く。俺は鈴木軍を作った時も、俺がプロレスラーになった時も、いや、俺が生まれた時から、IWGPのことしか頭にない。そのベルトを手にするまで、プロレスをやめられねえよ。プロレスに俺の命ささげてやる。IWGP、俺と勝負だ」

◆TAKAみちのく(結成メンバーとして活躍)「泣いたね。鈴木みのるがいたから俺はここまでやれたし、いろいろあったけどこのリングで生きてこられた」

◆タイチ(結成メンバーとして活躍)「11年間びっしり一緒にいたのは俺だけだったし、本当にいろんなことがあった。来年から一緒にやるやつ、ばらばらになるやつ。知らねえけど、俺たちは俺たちだ。ずっと鈴木軍ってことは変わらない」

◆エル・デスペラード(14年7月に加入)「湿っぽいの大嫌い。最後に飯塚が来てくれてぶっ壊してくれた。あの空気が鈴木軍。なくなったって、どこのリングでも会えるんだから。次、何をしようかな」

◆金丸義信(16年1月に加入)「これで一区切り。次はどうするかな。いい酒を飲めるところに行きたいよ」

◆ザック・セイバーJr(17年3月に加入)「6年前、俺はWWEか新日本のどちらかを選ぶ決断を迫られたときに、鈴木みのるが鈴木軍に招いてくれたから新日本を選んだ。それはベストな選択だった。家族だった。23年は新たな幕開けだ。今、俺の頭の中にあるのは、まだ1度も巻いたことがないシングル王座だけだ」

◆DOUKI(19年5月に加入)「たった3年半かもしれないけど、俺にとってはすごく濃い時間だった。ザックさんが言ってた通り、鈴木軍はチームじゃなくて家族。分かる気がする。これからは、俺は俺で自分の道を進んでいく」

◆ランス・アーチャー(結成1カ月後に加入)「鈴木軍は俺のプロレス人生の中で大きな存在だった」