プロボクシング4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が13日、4団体の王座返上とスーパーバンタム級転向を表明した。横浜市内のホテルで記者会見し、WBAスーパー、WBC、IBF、WBOの世界主要団体4本のベルトを返上すると発表。今後は1階級上となるスーパーバンタム級を主戦場にし、世界4階級制覇を目指す意向を示した。

一問一答は以下の通り。

-年末年始どうすごした。練習は再開したか

井上 年末年始は家族とゆっくり過ごしてました。トレーニングは試合後1週間くらいでロードワークも始めている。今は体重も整っている状態で、いつでも戦える状態をキープしている。

-王座を統一すると発信してきたことで、日本のボクシング界に与えた影響でよかったことは

井上 これまで日本ボクシング界は、王者が挑戦者相手に防衛するのが本来の形だったけど、4団体に王者が4人いる中で、自分はNO・1を証明したいと思い、ここまでやってきた。常々統一戦というのを口にしながらやってきて、それが形になって、周りの王者たちもそういう気持ちになって統一戦を目指す、本物を求めるいい流れになってきているのではないかと思います。

-スーパーバンタム級にフィットするのは、バンタム級の時より時間がかりそうか

井上 今、階級を上げたとしてもそれなりに戦えると思うし、バンタム級に上げた時もそういう気持ちだった。でも上げた当時より、年月かけてトレーニングしてきた最後の方、ドネア第2戦や前回のバトラー戦は見るからに体つきが変わってきているので、スーパーバンタム級に上げても、体をつくるにはそれなりの年月が必要だと思います、そこを見据えてやっていきたいと思います。

-新たな階級を目指す出発点としてバンタム級の時と何が違うか

井上 バンタム級での出発点との違いは自分自身の評価と立ち位置。バンタム級へはスーパーフライ級の1つのベルトを持って挑んでいった。今回は4つのベルトを持って上げるので、かなりの違いがある。マッチメークもすごく楽しみ。

-ジムワークのスタートは

井上 去年の27日からスタートしています。