キックボクシング42戦無敗で“神童”の異名を取った那須川天心(24)が8日、前日7日にリニューアルを発表した自身のYouTubeチャンネル「TEAM TENSHIN」を初めて更新し、ボクシング転向への思いを語った。

ドキュメンタリー調の動画で、腕にバンテージを巻いた那須川がリングに上がってシャドーをする映像と、インタビューの様子が交互に流れた。「もちろん応援してくれている人もたくさんいるし、逆にやばくねえぞって思ってるやつもたくさんいると思うんで、そういう賛否全てを巻き込んでしっかりと見せようかなと思っています」と決意を示した。

さらに「マインドは強くなりたいというのもそうですし、証明したいっていうのはあります。ボクシングは第2章。帝拳ジムに所属します。違う景色じゃないですけど、この年齢で挑戦できるというのは楽しいですし、自分の好きなことを見つけて取り組んでいる姿が最高なんだといろんな人に見せたい」と、改めて転向の理由を力説。「やるべきことは1つ。強くなるだけ。ボクサーとしてっていうよりかは那須川天心すげーって思わせたい」と誓った。この日、9日に東京・後楽園ホールでプロテストを受験すると発表された。

那須川は昨年6月にK-1の3階級制覇王者武尊と「THE MATCH」で対戦して判定勝利。昨夏からプロボクサーとしての準備を開始し、同11月には米国でボクシングの実戦合宿も敢行。今年1月には帝拳ジムでトレーニングを積みながらプロボクサーとして調整していることをSNSで明かしていた。