キックボクシング42戦無敗を誇る人気格闘家の那須川天心(24)が9日、日本ボクシングコミッション(JBC)のB級(6回戦)プロテストに合格した。

同日、東京・後楽園ホールで帝拳ジム所属で受験し、筆記と実技のテストを受けて即日の合格通知を手にした。3回のスパーリングでは日本バンタム級1位南出仁(27=セレス)と拳を交え、互角以上の実力を披露。晴れてプロボクサーとなり、4月にプロデビューすることが確実となった。階級はバンタム級か、スーパーバンタム級となりそうだ。

◆那須川の階級 プロテストはスーパーフェザー級リミット周辺の58キロで受験した那須川はバンタム級(53・52キロ以下)、スーパーバンタム級(55・34キロ以下)をターゲットにすると発言。スーパーバンタム級はWBA、IBF王者アフマダリエフ(ウズベキスタン)、WBC、WBO王者フルトン(米国)の2団体統一王者2人が君臨。そこに前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)が参戦した。バンタム級は4団体が空位。元5階級制覇王者ドネア(フィリピン)、元WBC暫定王者井上拓真、元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(ともに大橋)らがいる。