前日本スーパーフライ級王者中川健太(37=三迫)がWBOアジア・パシフィック同級王座を獲得した。

同級1位として同級王座決定戦に臨み、同級2位古谷昭男(25=六島)と拳を交え、3-0(117-111、116-112、115-113)の判定勝利を収めた。サウスポースタイルから右フック、左ストレートを打ち込んで主導権を握ると、10回の古谷の反撃をしのぎ、11、12回と激しい打ち合いを制した。

プロボクサー引退年齢となる37歳を迎えた中川は「気持ちは若いですよ。相手は打たれ強いなあと。(同門の)小原佳太や吉野修一郎は(王座戦で)倒せるのに…まだまだです。今日の感じだとまだまだ。夢をかなえるために精進します。世界王者になれるように。もう少しだけお付き合いください」と12回フルラウンドを戦い抜き、安堵(あんど)の表情を浮かべていた。