大橋ボクシングジム興行フェニックスバトルで開催される優勝賞金1000万円の「井上尚弥4団体統一記念杯」バンタム級モンスタートーナメントの参戦選手が31日、発表された。

日本同級王者堤聖也(27=角海老宝石)、同級3位富施郁哉(24=ワタナベ)、同級12位穴口一輝(22=真正)、同級13位梅津奨利(24=三谷大和)、アマ戦績51勝41敗でプロデビュー2連続KO勝利中の増田陸(25=帝拳)、18年東日本同級新人王・石川春樹(23=RK蒲田)がエントリー。残り1枠の選手は後日発表される。

「モンスター」と銘打つトーナメントはファイトマネーも破格。優勝賞金とは別に決勝は、王者が500万円、世界ランカーが400万円、日本、東洋太平洋ランカーは300万円、ランキング外でも200万円が約束された。さらに興行主となる大橋ジムの大橋秀行会長(58)は優勝者には世界挑戦の舞台を整える意欲を示した。4月8日、東京・有明アリーナでWBA世界同級2位井上拓真(27=大橋)が同級3位リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)との同級王座決定戦に臨むことに触れつつ「バンタム級は井上尚弥が4団体の王座を返上し、新しい4団体の世界王者が出てきます。かなりチャンスが出てくると思います。このモンスタートーナメントの優勝者には最善の努力をして(世界挑戦の)力になっていきたい。そういう大会にしていきたい」と言い切った。

このモンスタートーナメント1回戦はフェニックスバトルとDANGANとの共催により5月20日に東京・墨田区総合体育館で開催。8月30日に準決勝、12月26日に決勝(ともに東京・後楽園ホール)を行い、優勝者を決める。