アマ10冠のホープ・藤田健児(29=帝拳)が全勝のユース王者撃破でランキング入りへ弾みをつける。

2日、東京・後楽園ホールで開催される「WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」でWBOオリエンタル(日本未公認)フェザー級ユース王者ダニエル・ニコラス(23=フィリピン)との同級8回戦を控え、2日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。56・7キロでパスしたニコラスに対し、藤田はリミット57・1キロでクリアした。

昨年10月のロニー・カンポス(フィリピン)戦で4回KO勝ちして以来、約8カ月ぶりのリング。昨年12月に左ふくらはぎを痛め、試合間隔が空いた分、プロ仕様のスタイルを追求してきたという。「やりずらい相手ですが、自分の柔らかさを出していければと思う」と静かに燃えた。外国勢のユース王者に勝ち、8回戦で2連勝すれば待望のランキング入りも見えてくるだけに大事な1戦となる。