元K-1スーパーフェザー級王者の大雅(26)が8日、東京・町田のTRY HARD GYMで「Impact in Paris」(24日、フランス・ゼニスアリーナ)へ向けた公開トレーニングを行った。

今大会は、ABEMA専属PPVファイターとなった武尊(31)の復帰戦。大雅も日本代表として、アウェーの地に乗り込む。「いよいよ試合だなと。試合前にしかない疲労感がある」と、すがすがしい表情を見せた。相手は、FFKFDA63キロ以下級のフランス王者のウマハメド・ファレス(23=フランス)。大雅は「スピード、テクニック、パワーも、全部自分が上回っている。自分からしかけていきたい」とKO勝利を誓った。

完全復活した姿をフランスから日本へ届ける。3月26日のRISEの年間最大のビッグマッチ「ELDORADO」では、計量後に心臓あたりの痛みを訴え、体調悪化で欠場。その後、病院で縦隔気腫と診断されていた。既に状態に問題はなく「今回がラストチャンスだと思っている。そこでしっかりKOして、(今後については)そこから考えたい。普通に判定とかで勝っちゃだめ。こいつやべーなと思わせるように」と引き締めた。この日、スパーリングの相手を務めた兄でトレーナーのHIROYAは「本人も言っているようにラストチャンスっていうかしっかり見せるところだと思うんで、これで勝って先が見えてくると思います。先の大雅にも注目してください」と背中を押した。