前日20日に6人タッグの前哨戦で渡米後初黒星を喫したオカダ・カズチカが、PACを相手にAEWコンチネンタル王座初防衛を果たした。

オカダは開始早々にトペ・コンヒーロを浴び、場外で鉄柵にたたきつけられた。その後も雪崩式ブレーンバスターを見舞われるなど苦しい立ち上がり。

しかしお返しとばかりにPACを場外の鉄柵にぶつけ、リングに戻るとドロップキックを浴びせた。その後もリング内外でDDTを決めるなどPACを痛めつけた。

オカダはPACに場外でムーンサルトプレスを浴び、ジャーマン・スープレックスでは3カウント寸前となったが、はじき返した。オカダとPACの死闘に、ファンも「This is awesome! This is awesome!(これはすごい! これはすごい!)」のチャントを繰り返した。

米国ではヒールのオカダは中指を立ててファンからブーイングを浴びたが、意に介せず。

終盤、PACにブラック・アロー(コーナー最上段から後方宙返りしながら360度の横ひねりを加える変形シューティング・スター・プレス)を決められそうになると膝を立てて迎撃。そして代名詞レインメーカーを決めてベルトを死守した。

試合後もオカダはすっかりヒールの顔で、自身のXには「Thank you for booing me.(ブーイングしてくれてありがとう)」と書き込んだ。