全日本は8日、都内の事務所で会見し、20日の後楽園大会から始まる次期シリーズの主要カードを発表した。23日の後楽園大会では、世界ジュニア王者カズハヤシへの挑戦権をめぐる挑戦者決定戦が、団体史上初のラダー(はしご)マッチ形式で行われる。近藤修司、KAI、大和ヒロシ、BUSHI、稔、MAZADAが出場する6WAY戦。リング上につるされた挑戦者認定書を真っ先に手にした選手が、来年1月2日のタイトルマッチに出場できる。

 この日、会見に出席したKAIは、試合までの約2週間、フランス遠征に出発する。台湾から7日に帰国したばかりだが、「台湾のファンからパワーをもらった。遠征と当日のファンの声援でさらにパワーをもらい、カズさんに挑みたい」と意気込んだ。大和は「当たって砕けろです」と発言し、内田取締役から「砕けちゃダメだろ」とダメ出しされていた。

 また世界最強タッグ決定リーグ戦も、20日の後楽園大会からスタートする。同日は諏訪魔、浜亮太組-太陽ケア、曙組の好カードなどが組まれた。またこの日は、武藤敬司-大和ヒロシのシングル戦も行われる。決勝は12月7日の宮城大会(仙台サンプラザ)で開催される。