<プロボクシング:最強後楽園決勝>◇15日◇東京・後楽園ホール

 日本タイトル挑戦権獲得トーナメントの同大会決勝で、ライトフライ級は日本同級1位田口良一(ワタナベ)が優勝を飾った。6回に強烈な右フックで対戦同級2位木村悠(帝拳)の左目上カットに追い込み、出血が多いためにそのままレフェリーストップ。同回23秒、TKO勝ちし、来春の日本タイトル挑戦をもぎとった田口は「決勝前は調子が良くなかった。もっと力はあるので頑張りたい」と話した。

 スーパーフライ級では同級5位帝里木下(千里馬神戸)が同級2位翁長吾央(大橋)と対戦したが、4回途中にバッティングで翁長が右側頭部から出血。そのまま負傷引き分けとなったが、優勢点で帝里が勝者扱いとなった。

 なおスーパーバンタム級では同級4位石本康隆(帝拳)、スーパーフェザー級は同級2位金子大樹(横浜光)、スーパーライト級は同級3位岩渕真也(草加有沢)が制し、それぞれ来春のタイトル挑戦権を獲得した。

 試合後、3賞も発表され、最優秀選手は岩渕、技能賞は石本、敢闘賞は金子がそれぞれ受賞した。