<プロボクシング:55・0キロ契約10回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

 元WBA世界フライ級王者の亀田大毅(23=亀田)が、2戦連続のKO勝利を挙げた。元メキシコスーパーフライ級王者ジョバンニ・ソト(27=メキシコ)と対戦。試合開始直後から左ジャブ、ボディーブローを決めて優位に立つと、3回には左ボディーブローでダウンを奪った。続く4回21秒、右ボディーブローで相手の戦意を喪失させ、続けざまに連打を浴びせたところでレフェリーストップのTKO勝ちを収めた。

 昨年12月にWBA世界スーパーフライ級王者テーパリット・シンワンチャー(タイ)に判定負けして2階級制覇に失敗したが、今年4月の54キロ契約10回戦でポンペッチ・ツインジム(タイ)に2回KO勝利。今回の再起2戦目も快勝して成長ぶりを示した。大毅は「相手はさすがに経験のある選手でタフだった。でも、いいパンチを当てることができたし、いい試合をできたと思う」と手応えを口にした。

 次戦は8月ごろにノンタイトル戦を予定している。大毅のプロ戦績は通算24勝(16KO)3敗。敗れたソトは34勝(29KO)14敗1分けとなった。