<全日本プロレス>◇23日◇東京・後楽園ホール◇観衆2150人

 全日本対バーニングの5対5の対抗戦が行われ、バーニングが3-2で勝利を収めた。

 秋山準(43)のまさかの敗戦で2-2で迎えた大将戦。世界ジュニアヘビー級王座を掛けた王者近藤修司(35=全日本)と挑戦者金丸義信(36)の対戦は、大技応酬の大激戦。先に試合を行った4人が場外で乱闘を繰り返すなど、会場は熱気と緊張に包まれた。

 試合は、何度も敗戦の危機をはね返した金丸が、一瞬のすきをついてタッチアウトで近藤を粉砕。ベルト奪取とともにバーニングの勝利を決めた。リング上で、全日本のカズ・ハヤシ(39)から挑戦を宣言された金丸は「オレたちが、内容、結果、実力すべて上だと思っている。今後はバーニングでベルトを独占していく」と宣言。バーニングの5人が初めて勢ぞろいした大会で、潮崎豪(31)、青木篤志(35)ら3人が勝ち、試合内容の質の高さをあらためて証明。一気に勢いが加速した。