かつての亀田大毅をしのぐ「ラフファイター」がK-1デビューする。FEGは21日、都内で会見を開き、ボクシングの元日本フェザー級王者・渡辺一久(25=フリー)が「K-1

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 2009」(2月23日、代々木第1体育館)に出場し、上松大輔(24=チームドラゴン)と対戦すると発表した。

 会見は渡辺の独壇場。「ちょっとびびってもらおうかな」。白っぽいスーツにサングラス姿で登場すると「彼は僕には勝てない」と豪語した。

 ボクシング時代の06年10月、日本王座の防衛戦で相手を投げ、倒れた相手の後頭部を殴るなどして2度減点された。所属した角海老宝石ジムが「半年間、試合を自粛した」と振り返るほどの札付き。谷川イベントプロデューサーは「(内藤戦の)亀田大毅よりひどい反則」と苦笑いしつつ「ぞくぞくするようなけんか屋」と期待した。

 渡辺は総合格闘技戦も視野に入れる。「パンチで倒すところを見せつけたい」。まずは初のK-1リングで、闘争本能を全開にする。【浜本卓也】