「神風親分」の愛称で全米を席巻した日系2世のキンジ渋谷さんが3日(日本時間4日)、米カリフォルニア州ヘイワードの自宅で老衰のため亡くなっていたことが分かった。享年88。両親は福島県出身で、渋谷さんは50年代から70年代にかけて全米で日系の大物として人気を博した。マサ斎藤を育て、西海岸でUSタッグ王座、世界タッグ王座を獲得。67年9月と70年6月の2度、日本プロレスに来た最後の助っ人日系2世として、故ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木らと組んだ。(デーブ・レイブル通信員)