ボクシング界のRYOが「モデルデビュー」する。現役高校生プロボクサー松本亮(18=大橋)が高校生のカルチャー、ファッション誌「HR」3、4月号(グラフィティマガジンズ、2月9日発売)に登場することが28日、分かった。

 デビュー間もないプロボクサーが雑誌、しかもスポーツ関係以外に登場するのは珍しい。「HR」編集部の岩田純也氏は「強いし、格好いい」と掲載理由を説明した。173センチの身長とジャニーズ系のルックス。ボクシングを始めた小学生時代も芸能事務所から誘われ、小学5年時には、明石家さんまとテレビで共演したこともある。

 好きなブランドはドルチェ&ガッバーナとファッショナブルな18歳は実力も兼ね備える。高校4冠王で、昨年大みそかのプロデビュー戦は1回KO勝利。松本は「20歳で日本王者。22歳で世界王者」と目標を掲げる。3月に横浜高を卒業後、4月1日(静岡)5月5日(東京)と連戦を敢行。師匠の大橋秀行会長も「今までみたことがない逸材。世界王者間違いなし」と期待を込める。「モデルデビュー」したRYOが将来のボクシング人気を背負いそうだ。◆松本亮

 まつもと・りょう。1994年(平6)1月11日、川崎市生まれ。浅田小3年時にボクシングを始める。アマ通算53勝(39KO)3敗。家族は両親と姉2人、妹1人。身長173センチの右ボクサーファイター