UFCフェザー級の広田瑞人(32=CAVE)が所属先の強力サポートを受け、完全アウェーの再起戦に臨む。6月8日(日本時間9日)にブラジル・フォルタレザで開催されるUFC

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 TV10大会で、ホドリゴ・ダム(33=ブラジル)と対戦する広田は22日、都内の所属ジムで最終調整に入り「次の試合で自分の力が分かる」と自らを追い込んだ。

 元戦極ライト級王者は3月の日本大会でUFC初参戦したが、ヤヒーラ(ブラジル)に寝技に引きずり込まれて判定負けした。ダム戦に向け、所属ジムの奥野“轟天”泰舗代表(36)の意向で、セコンドを含めて計4人のスタッフが遠征に同行。奥野代表は「海外試合で、この人数を帯同させる選手はいない。万全の最強布陣です」との環境を整えた。またブラジルにも試合1週間前に入る。

 当初は日本大会から連勝を続け、1年以内にUFC王座挑戦を狙うはずだった。その計画が崩れた広田だが「ジムのサポートを力に変えたい。今回はお金がかかっているし、大会ボーナスを狙うぐらいの気持ちで臨みたい。ここからが仕切り直し」と気持ちを高揚させた。【藤中栄二】