三崎に「反則」の可能性、秋山と再戦か※画像クリックで拡大表示

 大みそかを沸かせた三崎-秋山戦が再戦となる可能性が出てきた。FEGを主催する谷川貞治イベントプロデューサー(46=EP)は2日、「やれんのか!

 大晦日!

 2007」で三崎和雄(31=GRABAKA)が秋山成勲(32=フリー)にKO勝ちした試合について「反則と取られてもおかしくない」と明言、調査開始を決めた。勝負を決めた三崎の顔面へのキックが放たれた時、ダウンしていた秋山が頭部への蹴りが禁じられている「4点ポジション」だった可能性があるため。秋山陣営も提訴する方向で、再戦案が急浮上した。

 衝撃的なKOシーンでファンを熱狂させた三崎のキックに「反則」の可能性が浮上した。「やれ―」の主催者として元日返上で試合を精査した谷川EPが語気を強めて言った。「試合そのものは近年まれに見る緊張感にあふれる試合だった。ただし、KOシーンを見ると反則と取られてもおかしくない。調査する。秋山サイドの話しも聞く」。

 問題の場面は8分すぎ。三崎の左フックを浴びてダウンした秋山が、起き上がりざまに右のキックを顔面に受けた。この一撃で三崎の勝利が決まった。しかし、「やれ―」のルールでは両手と両足をついた「4点ポジション」の状態にある相手への顔面・頭部へのキックは禁止されていた。起き上がろうとした秋山の両手がマットから離れていたという見方もある一方で、フックを浴びた直後に4点ポジションにあり、そこから蹴りにいく行為を問題視する意見も出ていた。

 既に谷川EPの元には秋山陣営から「反則ではないのか?」とルールを確認する声も届いている。秋山本人は一昨年反則を犯した自分は不満を言えないとして自重しているが、谷川EPは「去年のことは抜きにして、ルールにのっとって手続きしてもらいたい。遠慮は必要ない。提訴した方がいいと思うなら、そうすべき」と話した。秋山陣営から正式な提訴を受けてから、本格的な調査に着手することになりそう。

 谷川EPは「まず調査が先」と話すにとどめたが、関係者の間からは早くも再戦の声が上がっている。秋山が完全なアウエー状態で戦ったことから、秋山の主戦場のHERO’S、もしくは秋山の祖国韓国が再戦会場に挙げられている。[2008年1月3日8時46分

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