大相撲の幕内格行司、式守与太夫(47=春日山)が、式守与之吉(よのきち)に改名した。日本相撲協会が24日、初場所の新番付と同時に発表した。

 式守与之吉の行司名跡は、のちに式守勘太夫を名乗ることが多く、与太夫もこれを見据えて改名を決断。「入門時にお世話になった先輩が、与之吉から勘太夫になった。その先輩の名前を継ぎたいと思って、自分で決めました」と説明した。

 与太夫から与之吉への改名は、いわば格落ちのような印象もあるが、将来の改名を考慮して、あえて与之吉を名乗るという。現在、式守勘太夫は高田川部屋の三役格行司が務めている。