大相撲名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)の新弟子検査が3日に行われた名古屋市内の病院で、鳴戸親方(34=元大関琴欧洲)が新弟子たちの検査の合間を縫って、背筋力の計測に挑戦した。

 14年春場所での引退から3年。まだ3年か、もう3年か-。何にせよ、当該年齢の男性の平均値が140キロほどとされる中で、最初に出た数値は228キロ。これだけでもすごい数値だが、あまりに引きの力が強くて足が浮いてしまったため、親方は納得がいかなかった。再度、挑戦すると、今度は281キロを計測した。

 プロ野球では松坂大輔が高校時代に270キロを計測し、石井一久や伊良部秀輝は250キロだったという。現役を退いてもなお、筋力の力強さが際立つ鳴戸親方。ちなみに握力測定にも挑戦し、軽く握って80キロを超えていた。