7勝7敗で迎えた大関豪栄道(31=境川)は、大関高安(27=田子ノ浦)に敗れて負け越した。

 立ち合いで相手の強烈なかち上げに体が起きて、最後ははたき込みに落ちた。「食いつきたかったけど…」と悔しそうに唇をかみしめた。

 千秋楽を7勝7敗で迎えるのは昨年の名古屋以来。当時は稀勢の里に敗れて負け越した。今年は同じ田子ノ浦部屋の弟弟子に屈した。9月の秋場所は、夏場所に続いて自身6度目のかど番となるが、昨年の秋場所はかど番優勝を果たしただけに「稽古しかないですね」と言葉少なに決意した。