横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が6日、東京・江戸川区内にある部屋で朝稽古した。

 前日までの2日間は、二所ノ関一門の連合稽古に参加。十両の矢後(尾車)妙義龍(境川)と合計26番取った(23勝3敗)。この日は土俵に入らず、土俵回りで四股やダンベルを使って、3月の春場所で痛めた左上腕付近の動きを確かめた。状態については「(疲れは)ほとんどない。(体の張りは)まあまあ」と言葉少なに話した。

 午後からは東京場所前恒例の綱打ちを行った。ただ4日後の10日に初日を迎える、大相撲秋場所(両国国技館)の出場については「また明日、様子を見て」と態度を保留した。