6月11日付で先代師匠(元関脇魁輝、現大島親方)と年寄名跡を交換し、12代目を継いだ友綱親方(43=元関脇旭天鵬)が25日、東京・墨田区業平の友綱部屋で、新調した看板をお披露目した。

 以前の看板は正面玄関の上部に横書きで掲げられていたが、お披露目された新しい看板は玄関左に縦書きのものになった。縦140センチ、横50センチで材質はケヤキ。自民党総務会長などを歴任した政治家の深谷隆司氏(82=TOKYO自民党政経塾塾長)が揮毫(きごう)した。

 縦書きにした理由について友綱親方は「相撲部屋の看板は縦書きのイメージが強かったからね。シンプルで、めっちゃかっこいい。すごく引き立つ。(新年を迎えるにあたり)新たなスタートにふさわしい」と喜んだ。

 感慨深げな同親方は、自ら優勝した経験から思い出したように「ここで(優勝力士を)迎えるようになりたいね」とキッパリ。また、部屋を継いで半年がたったこともあり「この半年で、流れができて落ち着いてきた。これからスカウト活動にも」と新弟子獲得など師匠として、本腰を入れるきっかけともなる看板書き換えとなった。