日本相撲協会は9日、大阪市内で理事会を開催し、2月に道交法違反(無免許運転)の罪で略式起訴されたエジプト出身の幕下大砂嵐(26=大嶽)の処分を協議する。協会関係者によると、解雇を含めた厳罰の可能性があるという。

 大砂嵐は十両時代の1月初旬に長野県内で有効な運転免許証を持たず、乗用車を運転したとされる。相撲協会は力士による車やバイクの運転を禁じている。協会の懲戒処分は7段階に分かれ、軽い順からけん責、報酬減額、出場停止、業務停止、降格、引退勧告、解雇がある。

 理事会では協会の許可を得ていないテレビ番組に出演し、元横綱日馬富士関の暴行問題について言及した貴乃花親方(元横綱)への対応についても話し合う予定。