日本相撲協会は春場所中日の18日、峰崎部屋で昨年9月末ごろから今年1月初めにかけて兄弟子から弟弟子に対して暴力行為があったと発表した。

 4回にわたり素手で殴るなどの行為があり、3回目と4回目は元横綱日馬富士関の暴行事件が明らかになった後だった。

 弟弟子はその後、引退。1月末にその元力士の父から峰崎親方(元幕内三杉磯)に手紙が届き、兄弟子から暴力を受けていたことが引退の主な理由になっていたことが判明した。同親方は兄弟子から事実を確認し、鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)に届け出た。その後、危機管理員会が引退した弟弟子らから事情を聴いて事実を確認した。

 当事者間で示談協議を進めていたため日本相撲協会は公表を控え、示談成立をもってこの日の公表に至ったという。加害者の兄弟子への処分は今後、検討する。