新小結遠藤(27=追手風)が、西前頭3枚目豊山(24=時津風)を下して、三役初白星を挙げた。立ち合いから突き合いの応酬となり最初こそ引いたが、土俵際で耐えて突き返して土俵際まで追い込んで引き落とした。

 待望の白星に「良かったです。勝ったのでうれしいです」と笑顔は見せなかったものの、言葉の節々からは喜びがにじみ出ていた。金沢学院東高の3年後輩の相手にも「特に」と意識はなかったというが、激しい相撲内容に先輩の意地が見えた。