元横綱大鵬の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)は、6勝1敗で序ノ口デビューから2場所目を終えた。

 西序二段4枚目の天一(山響)を立ち合いから突き、押しで圧倒。押し出して、11日目にプロ初黒星を喫した悪い流れを断ち切った。取組後は「しっかり前に出られたのでよかった。脇が甘くなることなく、形としてはよかったと思う」と、脇の甘さから体勢を入れ替えられ、寄り倒された初黒星の反省を生かした白星を振り返った。

 7月の名古屋場所に向けては「1番でも多く勝てるようにしたい。(9月の秋場所で)幕下に上がれるような位置にいたら、しっかりと上がれるようにしたい」と力説した。また先場所は勝った元横綱朝青龍のおいの豊昇龍(立浪)が、序二段優勝を決めたことには「おめでとうという感じです」と話すにとどめた。