大相撲の夏巡業は25日、埼玉・春日部市で行われ、名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海(25=出羽海)は、朝稽古で土俵には上がらず、軽めの調整に終始した。

巡業最終日となる26日の東京・KITTE場所では稽古はなく、この日で巡業の稽古を打ち上げ。大関とりとなる秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に向けて、今回の巡業では横綱、大関との稽古を重ねてきた。

「横綱、大関に指名してもらって、負けたけど、一方的な負けは減った。悪くはないと思う」と、勝敗以上に相撲内容に手応えを感じた様子だった。

現在はベスト体重の165キロよりも重くなっているという。「170キロ未満」と、詳細は明かさなかったが「場所前に絞っていきたい」と、今後は部屋での稽古や春日野部屋との合同稽古で調整していく予定だ。

大関とりについては「意識はするけど、いつも通り気負うことなく、まずは勝ち越しを目指したい」と、冷静に話していた。