大相撲の8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が5日、都内の部屋で軽めの運動で体調を整えた。

2日は阿武松部屋へ出稽古、3、4日は二所ノ関一門連合稽古に参加。この日は出稽古に行かず、部屋で四股やすり足、ゴムチューブを使った運動など、軽めの運動で汗を流した。時折、部屋の弟弟子と東関部屋から出稽古に来た若い衆との申し合い稽古を見ながら、ハッパを掛けたり指導する場面もあった。

最後まで稽古土俵に上がらなかったが全体稽古終了後に、報道陣を稽古場から退室させ、上がり座敷と稽古場の間のブラインドを下ろして非公開で土俵に上がった。その後、この日の調整について「だいぶ疲れがあったので。バランスも悪くなってたから、しっかりバランスを考えながら」と説明。ここまでの調整具合については「順調にきてると思う。どこが良いか、悪いかが分かった。しっかり自分のことを分かっているのは良い状態だと思う」と前向きだった。