東幕下8枚目琴手計(19=佐渡ケ嶽)が千代嵐を寄り切り4勝1敗。同じ幕下上位にいる納谷、塚原という“埼玉栄高同級生トリオ”の中で勝ち越し一番乗りを決めた。

「流れは自分に合ったし、逃げずに攻められた。右上手が切れても、焦らなかったです」。残り2番に勝って6勝1敗とすれば、来場所で番付はぐっと上がり、新十両に接近する。しかし、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から「(幕下)5枚目まで(星は)考えるな」と言われ、それを胸に刻んでいる。

幕下上位での取組も慣れてきた。「支度部屋で関取衆が体を動かしていたり(十両の)土俵入り後に取組があったり、今までと空気は変わってきたけど、それにのまれないようにしたい」と話した。