大相撲の横綱白鵬(宮城野)と鶴竜(ともに34=井筒)が24日、さいたまスーパーアリーナで行われたバスケットボール男子の日本代表強化試合ドイツ戦を観戦し、逆転勝ちに興奮を隠せなかった。2人は試合後、来季NBAでのプレーが予定される八村塁、渡辺雄太らと記念撮影を行い、両横綱の手形、バスケットボール日本代表のサインを交換した。

白鵬は「最高にいい試合だった。前半は10点差、後半も3点差ぐらいが続いていて『両横綱が来て負けてしまったら、どうしよう』と思っているような緊張感を(チームから)感じた」と、なかなか点差が詰まらなかったが、最後に逆転勝ちした展開に大喜びだった。試合中も立ち上がって声援を送った。中でも、試合前にマイクで「頼むよ」と名指しで期待した八村については「すばらしかった。やっぱり違うね。スター選手だね。(NBA)シーズンが始まったら、もっと大きくなって帰ってきてほしい」と絶賛した。

鶴竜は八村に加えて、渡辺も絶賛した。「八村選手は、さすがNBAでドラフトされるだけはある。それと渡辺選手もよかった。大事なところで決めていた」と語った。「友だちがワシントンにいるので、ぜひ応援に行きたい」と、角界屈指のNBA通だけに、現地での観戦を希望していた。