大相撲秋場所で三賞を獲得した力士4人が1日、都内で行われた赤い羽根共同募金運動に参加した。

秋場所で2度目の優勝を果たし、殊勲賞を獲得した関脇御嶽海(26=出羽海)、殊勲賞を獲得した前頭朝乃山(25=高砂)、敢闘賞を獲得した平幕の隠岐の海(34=八角)、剣翔(28=追手風)は募金箱を首から吊して約20分間、募金を呼びかけた。

関取衆は「岡山の奇跡」に目を奪われた。同募金運動ポスターモデルを務めるのが女優の桜井日奈子(22)。隣で募金運動をした朝乃山は「岡山の奇跡」と称されるビジュアルを目の当たりに「小さくてかわいかった」とデレデレだった。自身は夏場所で富山県出身の力士として横綱太刀山以来103年ぶりの優勝を果たしたが「“富山の奇跡”になるのはもうちょっと…もう半キセキを起こさないといけない」と謙虚に話した。

御嶽海も「きれいでしたね」と印象を語った。優勝力士の宿命か、場所後はあいさつまわりなどで多忙を極めているという。それでも「ありがたいこと。9月に優勝してここに来られたことはうれしいです」と笑顔を絶やさなかった。