大相撲の前頭石浦と幕下宝香鵬が東京・墨田区の宮城野部屋で行われた4日の稽古中に拳で殴打し合うなどした件について、日本相撲協会のコンプライアンス委員会は6日、都内で石浦、宝香鵬の両力士に事実調査を行った。

事実調査には協会の宮田主事、コンプライアンス委員会の青沼隆之委員長らが同席。この日、都内で取材に応じた宮田主事は、明日8日以降、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)にも聴取を行うことを明かした。初場所(12日初日、東京・両国国技館)が5日に迫り、宮田主事は「(初日までに調査が)終わればという思い」と話した。

日本相撲協会は本件の事実調査と処分意見をコンプライアンス委員会に委嘱。コンプライアンス委員会からの調査報告と処分意見の答申を待ち、理事会で審議する。