大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)が4場所連続の三役在位となる小結阿炎(25=錣山)が8日、右足の負傷により東京・江東区の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古を欠席した。前日7日の時津風部屋への出稽古で、申し合いで十両照ノ富士に浴びせ倒しで敗れた際に、右足を痛めていた。

連合稽古後、取材に応じた師匠の錣山親方(元関脇寺尾)は「昨日の出稽古で痛めたみたい。今日病院で診察に行っている。足はひきずっていた」と、弟子の状態を明かした。

阿炎は新三役だった昨年7月の名古屋場所から3場所連続で勝ち越している。13年夏場所の初土俵から、休場は1度もない。錣山親方は「(病院での)診断次第。取組編成会議(10日)を楽しみにしていてください」と、現時点での出場可否については話さなかった。