横綱鶴竜(34=陸奥)は4場所ぶり7度目の優勝は逃したが、12勝3敗で綱の責任は果たした。

巻き替えの応酬となった横綱白鵬(35=宮城野)との相星決戦に敗れ「最後に悔しい思いをした」と肩を落とした。3場所連続休場明けで、成績次第では進退を問われる可能性もある中、7日目から怒濤(どとう)の8連勝で巻き返した。新大関の誕生が事実上決定。若手の台頭に「それは自然なこと」と淡々としていた。