大相撲の新大関の朝乃山(26=高砂)が2日、日本相撲協会を通して、近況を明かした。各師匠の判断となっている接触を伴うぶつかり稽古などはここまで行ってきており、相撲を取る稽古については「昨日から少しずつ取り入れています。ここからまたじっくり体を作っていきたいと思います」と6月に入り、再開したという。

協会が無観客での開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けては「立ち合い、踏み込み、左上手。感覚を戻しながら磨いていきたい」と3月の春場所後に課題に挙げた立ち合いと踏み込みの鋭さ、力強い左上手を養う。

全国的に緊急事態宣言が解除され、他のスポーツも開幕、再開への道が見えてきている。その中で、あらためて大相撲の役割について「1人1人の役割がありますし、お客様に喜んでもらえるように頑張ります。(地元の)富山県でも大変な思いをされている方々がいるので、皆さんで助け合いながら元気を取り戻して欲しいです」とコメントした。