日本相撲協会広報部の高崎親方(元前頭金開山)が15日、報道陣の電話取材に応じた。

協会員を対象とした新型コロナウイルスの抗体検査について「追加はないとのことで、先日お伝えした通り検査は終わったということ。ただ結果を集めるだけではいけないので、どういう形で発表するかを専門家の先生に意見を聞きながら執行部で検討している段階です」と話した。全45部屋の協会員に部屋関係者を含めた約1000人の抗体検査は、すでに12日に終了。協会は検査結果などの詳細な発表について、6月中を目標にしている。

7月場所(19日初日、東京・両国国技館)の開催は、今後の理事会を経て判断される。「番付発表をしないと言っても、ある程度のけじめをつけないといけないと私たちも思っています。番付発表日を基準にして、そこから7月19日に向かっていきたい」と高崎親方。土俵祭り、横綱審議委員会、除幕式などの日程も調整中で「今後、無観客開催のプロジェクトチームでやることを考えていく」と説明した。