大相撲の前頭霧馬山(24=陸奥)が18日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加した。同じモンゴル出身の横綱白鵬に指名を受け、四つに組み合う実践的な稽古を行い「力を出して相撲を取らないと、横綱に失礼。思い切っていきました」と必死に食らいついた。

秋場所では左肩の負傷で6勝3敗の10日目から3日間休場しながら、13日目から再出場して3連勝した。「前みたいに力はまだ出せない」と患部は完全に回復していないが、一門の違う関取衆との稽古を望んで合同稽古の参加を決意。「来たら痛みも下がって気持ちいい」と充実感がみなぎっている。

11月場所(8日初日、両国国技館)では自己最高位を更新する見通し。3場所連続の上位戦に向けて「自分の相撲を強くしていくことを考えている」と、さらなる成長を誓った。