日本相撲協会は29日、幕下付け出しおよび三段目付け出しにおける資格の適否判定について、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、対象大会での成績の“有効期限”を当面の間は1年以内から2年以内に拡大すると発表した。

全日本相撲選手権、全国学生相撲選手権、全日本実業団相撲選手権、国体(成年男子)のいずれかの大会で優勝すれば「幕下15枚目格」付け出し、全日本相撲選手権を優勝した上で他の3大会のいずれかで優勝すれば「幕下10枚目格」付け出し、4大会のいずれかで準々決勝に進めば「三段目100枚目格」付け出しの資格が得られる。その期限は優勝日や準々決勝に進出した日から1年以内だったが、今年はコロナ禍で全日本実業団相撲選手権、国体が中止となっていたため、付け出し資格を目指す選手はチャンスを失っていた。