大相撲の小結高安(30=田子ノ浦)が18日、東京・両国国技館内の相撲教習所で始まった合同稽古に参加し、関取衆との申し合いで精力的に汗を流した。

御嶽海や照ノ富士、阿武咲らと計15番取って13勝2敗。左四つにこだわらず、一番ごとに立ち合いも工夫した。「形にはこだわらないように。自分で取りたい相撲をよく考えて、左取ったり、右取ったりですね。ただ、甘い相撲にならないようにってことだけ考えていました」と振り返った。

三役に復帰した11月場所は8勝7敗で「やはり力が出ないコンディションでは星は上がらない」と納得がいかなかった様子。来年2月で31歳となる大関経験者は「痛いところがあれば、やはり力が出にくくなりますし、そういった面でしっかり体力づくりをして、けがをしない体づくりを目指して頑張りたい」と意気込んだ。