日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

新番付にしこ名が載った力士総数は44部屋に、11月場所から5人減の665人。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

相撲通の方なら1位と2位はあの部屋…と推測できるでしょう。ここ数年、常にトップを競うあの部屋です。

1位は佐渡ケ嶽部屋の33人。11月場所から2人減ったが、唯一の30人台でトップの座をキープし続けている。幕内力士3人は伊勢ケ浜部屋の4人に次いで2位タイだ。2位は、こちらも11月場所から1人減ながら29人の木瀬部屋。先場所優勝争いに絡んだ志摩ノ海や十両宇良ら多彩な顔ぶれで、十両4人を加えた関取7人は同じく幕内3人、十両4人の九重部屋と並びトップだ。これに肉薄するのが、3位で28人の玉ノ井部屋。三段目以下で23人と底上げが期待される。4位で27人の九重部屋は関取7人で“関取占有率”は高い。

5位以下は<5>境川部屋、八角部屋の各23人<7>高田川部屋、高砂部屋の各22人<9>追手風部屋21人と、ここまでが20人超の部屋だ。ちなみに10位は式秀、武蔵川、大嶽の各19人と続く。最少は鏡山部屋の2人で、錦戸部屋と片男波部屋の各4人が“少数精鋭”で続く。

【出身地別力士数】

これもここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は東京都の55人。以下<2>大阪府(37人)<3>愛知県(35人)と本場所開催都府県が上位3傑に入る。以下<4>兵庫県(32人)<5>神奈川県(30人)<6>千葉県、福岡県(各29人)<8>鹿児島県(27人)<9>熊本県(25人)<10>埼玉県(23人)と、ここまでがベスト10入り。幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道と、幕内力士最多の8人を擁するモンゴル(関取数でも最多11人)が21人で続く。北海道同様、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は9人(26位)となっている。なお47都道府県の最少は福井県、滋賀県、鳥取県の3県(2人)で変わらない。

国別ではモンゴルの21人がダントツで、ブラジル、ロシア、ジョージア、ブルガリア、ハンガリー、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。