日本相撲協会が、コンプライアンス違反の疑いがある時津風親方(47=元前頭時津海)への調査を始めていたことが27日、分かった。初場所中にマージャン店に出入りするなど、協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した同親方に対し、26日に聴取していた。

◆日本相撲協会のコロナ対策ガイドラインとルール 日本相撲協会が作成したガイドラインには「近隣以外への緊急な外出や必要な外出は、師匠が協会に相談した上で行う」や「基本的に外出禁止とし、不要不急の外出をしない」など明記している。一方で、これとは別に、協会から各部屋に対して、定期的に外出に関するルールの通達が行われている。基本的には「番付発表後からは不要不急の外出禁止」との通達を出すが、本場所後には緩和させる傾向がある。初場所後2週間に関しては、師匠の許可を得た上で午後8時までの外出や外食が可能との通達を出した。